コーラルニュートリション‐サンゴフードについての考察

フードの選択肢がいっぱいある中で、あなたはサンゴに本当に必要なものを与えていると確信していますか？

あなたのサンゴを元気に、カラフルで変化に強いよう育てないなら、コーラルフードについてよく考えてみてください！

大部分のサンゴは、「光合成生物」とみなされます。なぜなら、彼らの軟部組織に何百万もの褐虫藻を住まわせているからです。

彼らは共生関係にあります。この共生関係はシンプルです。褐虫藻は光合成藻であり、光をエネルギー源として使用します。

褐虫藻はサンゴが排出した二酸化炭素や窒素、リンを代謝に利用します。

その代わりに、褐虫藻は全てサンゴの栄養となる次の光合成の副産物を提供します：

• 炭水化物
• アミノ酸
• 脂肪酸
• ビタミン

しかし、好日性サンゴはこれらの藻類が提供できる以上のエネルギーを必要とします。褐虫藻はサンゴのエネルギー需要の最大85％を供給します。よって、残りの15％を補うのは私たち次第となります。

実際には、ほとんどの場合、サンゴのエネルギー需要の15％以上を提供する必要があります。

なぜでしょうか？私たちは、サンゴに素晴らしい色彩を求めているからです。褐虫藻はサンゴに生きるためのエネルギーを与えますが、高密度では、サンゴの色素も遮ってしまいます。

よって、より鮮やかな色彩を得るためには、褐虫藻の密度を減らす必要があります。それには、藻類の栄養素である水中の硝酸塩とリン酸塩の濃度を下げていきます。しかし、褐虫藻が少なくなるということは、サンゴが利用できるエネルギーが少なくなることを意味します。つまり、エネルギーの不足分を補填する必要があります。

また、ヤギやキサンゴのような、褐虫藻を持たない「陰日性」サンゴの場合には、栄養需要の100％に対応する必要があります。

よってサンゴには、より速く成長し、より元気に、高い耐性を持たせるために、褐虫藻から得られるような正確な栄養素を与えたくなります。

サンゴは食物に向かって移動することも、食物を自分自身に持ってくることもできません。そのため、口頭ディスクに自由に流れ込む溶存有機物（DOM）（ペンの先程度のサイズ）または軟部組織から吸収されるほど小さいものを消費します。

サンゴ礁でのDOMは、近隣のサンゴの粘液やバクテリアのかたまりなど、さまざまな有機物源に由来しています。

当社の長期的な研究により、サンゴはアミノ酸の合成に使用する4つの特定の炭水化物が必要であることが分かりました。

アミノ酸は、色素タンパク質、言い換えれば色素を含むタンパク質の構築材料です。これこそが、私たちの求める色彩です！

脂肪酸は燃料源として、また細胞構造の構築材料として使用されます。
そして最後になりましたが、おろそかにできないビタミン。ビタミンは多くの生物学的プロセスの前駆体として重要な役割を果たすため、必要不可欠です。

これで、どの栄養成分を供給する必要があるのかが分かりました。それではサンゴがフードから得られるエネルギーの最大化について話しましょう。

研究により、サンゴは軟組織全体を通じて、一般にビルディングブロックと呼ばれる最も基本的な形で栄養素を吸収することが示されています。また、消化吸収を最適化するために、それらは表面積またはポリープを膨張および拡大します。

これらのシンプルなビルディングブロックは、通常はバクテリアや他の海洋生物によって砕かれ、分解された溶存有機物または粒子状物質が由来しています。

また分解は、触手によるフローズンフードやドライフードのような固体の偶発的な捕獲でも行われますが、多くのエネルギーと運を必要とします。

リーフエナジープラスは、ソフト、LPS、SPSコーラルおよび非光合成サンゴに必要とされる完全かつ正確な栄養成分をシンプルなビルディングブロックの形で供給します。

つまり、サンゴがすぐに利用できるようになっています。サンゴは利用する為に分解する必要がないので、最高のエネルギー効率を実現できます。

リーフエネルギープラスのすべての内容成分が利用され、サンゴのタンパク質合成や軟部組織の再生などの代謝プロセスに使用されます。

その結果、汚れが残らないので、硝酸塩とリン酸塩を急増させることもなく、コケの大発生を引き起こしません。

そして嬉しいことにリーフエナジープラスは、従来品の2液性と比べるとさらに速い成長率を実現します。

私たちは皆、サンゴがジューシーなシュリンプのような大きな餌を食べるのが大好きです。しかし、よく考えてください。子供にキャンディをあげ過ぎるようなものです。たまにあげて構いませんが、いつも必要なものを正確に提供しましょう。

リーフエナジープラスを最大限に活用する方法についてのヒントとコツを紹介した動画をご覧ください。