NO3:PO4-Xは使い方も簡単で、毎日水槽に少しずつ添加するだけです。1日の添加量は、計測した硝酸塩とリン酸塩の濃度を基に算出します(使用説明書をご参照下さい)。硝酸塩とリン酸塩の濃度を細かくコントロールすることで緩やかに減少させ、目標の栄養塩の濃度に正確に維持することが可能となります。
新規水槽やトリートメントされていない水槽、硝酸塩とリン酸塩を減少させるのに他の手法を使っていた水槽などはNO3:PO4-Xを使い始めた時に異なった反応を起こす場合があります。しかし、どのような環境でも時間の経過と共に、栄養塩は目標のレベルに落ち着くでしょう。(PO4吸着剤やNO3デナイトレーターからNO3:PO4-Xへの変更についての説明書は こちらをクリックしてご参照ください)。
NO3:PO4-Xを継続的に正しく使用することで、望まざる副作用は起きません。全ての海水魚、サンゴ、微生物にとって安全です。万一、多く入れてしまった場合でも、システムに対応するスキマーが設置してあれば、致命的なダメージは避けられます。
コケの栄養素をコントロールせずに減少させた場合、サンゴに共生する褐虫藻を破滅させ、サンゴのUVショックと餓死の原因となり得ます。ベストな結果を得るために、精度が0.125ppmのレッドシーの硝酸塩プロテストキットのように精密に測れるテストキットをご使用ください。
低栄養塩のレベルを達成すると、サンゴは褐虫藻による茶色から本来の色彩へとなります。ここで、消化に優れたレッドシーのリーフエナジーなどのフードを与え始めることが重要です。2つのリーフエナジーには、サンゴに必要な全ての炭水化物、アミノ酸、ビタミン等が含まれています。
効果的なプロテインスキミングは、水槽水への酸素の供給やバクテリアの固まりを取り除くために、必要不可欠です。