重要)MAXの設置場所は事前に決めておいて下さい。いったん底砂やライブロック、海水を入れた後には水槽を移動させることはできません。次の条件を考慮して設置場所を選定して下さい。
水槽重量とキャビネット
リーフベース(底砂)やライブロックを入れ海水を満たした時の重さは、MAX130と130Cはどちらも約200㎏、MAX250は約300Kgに達します。MAXキャビネットを選んでいない場合には、この重量を考慮して代わりのキャビネットやスタンドを選んで下さい(水槽専用が必須)。どうしても水槽専用が選べない場合、耐重量と共に水平バランスを保てることも重要となります。また、構造物の材料が耐水性であることも必要です。MAXのようなガラス製水槽は、ガラス壁に不均衡な水圧が掛かるために生じる突発的な衝撃でも割れる場合があります。
アクセスのしやすさ
場所選びでは、日常的なメンテナンスのためにフードとスキマーコレクションカップを持ち上げられるよう考慮して下さい。また、MAXの右側後方部にあるパワーセンター内のスイッチに手が届き、パワーセンターが取り出せるようにして下さい。水槽の周囲は防水し、何かの拍子に水がダメージを与えるかもしれないことを考慮して下さい。
水槽用クーラーを設置する場合、十分に空気を循環させるためとアクセサリーキットを装備するために、マックスを壁から10㎝以上離して下さい。
室温
場所の選択は、水温の適温維持に重要です。環境温度を22℃に保つことをお奨めします。エアコンや、熱通気孔(heating vents)の前または直射日光は避けて下さい。よく換気ができ、穏やかな光線の差し込む部屋が水槽には最適な場所です。
正確な量は選ぶ岩のタイプによって異なります。原則として、飼育水槽の水量10リットルにつき、ライブロック1kgを加えます。水槽の容積の少なくとも40パーセントを占める必要があります。例えば、平均的な密度のライブロックでMAX130と130Cには11㎏、MAX250には約21kg必要となります。
底砂の有無に関わらずリーフタンクを立ち上げることができます。水中の科学的バランスを維持するアラゴナイトをベースとした砂を使うことをお勧めします。アラゴナイトは、サンゴの成長に適切なpHとアルカリ度を維持するカルシウムイオンや炭酸塩を放出しながら水中でゆっくりと溶解します。また、立ち上がった水槽で底砂が成熟すると、何百万もの微生物が住む「ライブサンド」の特徴を有するようになります。これらの微生物によって水槽は快適な状態となり、硝化、脱窒、および残り餌の消費/分解等の生物ろ過プロセスが促進されます。また、底砂は、精巧な生態系の食物連鎖で重要な役割を果たす小さな虫や甲殻類に自然な生息環境を提供し、水槽から汚泥を除去するのを助けます。
海水水槽での少量の細かい気泡の存在は普通であり、予期される現象です。強力なスキミングを用いることは良い水質の秘訣です。有機物の汚れを分解される前に取り除き、高い酸化還元値を維持します。これは、水に空気を過飽和の状態にします(同条件の温度と気圧で通常より多くのガスを水中に溶かします)。スキマーを後にした過飽和状態にされた水は弛緩し、過分のガスを細かい気泡の形状にして放出します。
しかし、あなたのMAX水槽内に非常に多くの細かい気泡がある場合は、 ここをクリックし MAXの細かい気泡診断ツール(PDFファイル)をダウンロードしてご参照下さい。このステップバイステップのフローチャートによって、気泡の原因と治療法の診断を行うことができます。
はじめに覚えておいていただきたいことは、スキマーは水にタンパク質が含まれているときにだけ働くということです。タンパク質は泡の表面と結合すると、スキマーの上部に上がりコレクションカップに溜まるような固い性質の泡を形成します。もし水槽がきれいな場合、エアーバルブをどれだけ開いても汚れた泡は溜まりません。
MAXにライブロックや魚を入れると、約1時間後にはスキマーがスキミングを開始します。エアーバルブを半分まで開けて調整を開始して下さい。その後、よく観察をして下さい。しばらくたった後、スキマー上部の筒の部分の半分まで泡が上がっていることを確認して下さい。泡の上昇が低い場合、エアーバルブを少し開いて下さい。泡の上昇が高い場合、エアーバルブを少し閉じて下さい。少し経った後、スキマーの筒の部分の周りとその外側に汚れが集まり始めます。
1、2日後、濁った、黒い、ドロドロとした汚れがコレクションカップに溜まり始めます。しかし、水槽内に生体を入れるか、新しいライブレックを追加するまでより多くの汚れが溜まることはありません。コレクションカップ内が泡や水っぽい汚れでいっぱいになるようなことになったら、エアーバルブを少し閉じて下さい。濁ったネバネバとした汚れが、スキマーの筒の部分にだけ溜まりコレクションカップカップに溜まらない場合はエアーバルブを開いて下さい。
多くの有機廃棄物を発生するライブロックや他の物を導入しても、数日経つとスキマーが泡を作り出していないことがあります。これは水槽がきれいになってきているためです。スキマスキマーが濃い汚水を生成するようになったら、そのまま運転を続けて下さい。しかし、水槽内の状況によって変化するので、定期的にチェックし調整して下さい。
フィルム状の汚れはデトリタスまたは有機廃棄物です。それらは水面に上昇して、表面張力によって浮いています。通常の状態では表面の汚れはろ過システムに吸い込まれます。しかし、MAX内の水位がリムのぎりぎりまで上がると(水面が水槽外側からまったく見えなくなります)、水面は吸い込み口(スリット)の上に位置してしまうので、水面の汚れはフィルター内に引き込まれません。水位を下げて(定常的または一時的に)、水面をスリット内にすることで汚れが吸い込まれます。または、ポンプの吐出口の向きを調整して、表面を波立たせて下さい。
これには二つの理由が考えられます:
詰まりが原因。異物がポンプに吸い込まれて詰まっているか、空気が溜まっているため空転しています。
対処法: パワーヘッドをシステムから取り外し、分解して清掃します。パワーヘッド本体を水中で逆さにします。空気を逃がすためにパワーヘッドを静かに振って下さい。※ポンプのメンテナンス時は電源コードを抜いてから行って下さい。
インレットパイプの詰まり。 異物またはメディアバックの一部がパワーヘッドに吸い込まれて、吸水が遮断されているためです。
対処法:パイプ内に異物が詰まってないか確かめます。また、メディアバッグを押し込み、パワーヘッドの吸い込み口から離して下さい。
MAXのフード内ファンは主要な電子部品を冷却し寿命を延ばすため、または水温を一定に保つ補助をするために設計されています。環境から受ける影響により、ファンは消耗しますので定期的に交換する必要があります。お取り寄せや取り付けに関する情報は販売店にお問い合わせ下さい。
In long-term tests we conducted on the MAX 130 & 130D in our laboratory, the system proved capable of supporting 長期間のテストの結果、MAX130と130Dは全てのソフトコーラル(ウミキノコsp.、ウネタケsp.、ヤワタコアシトサカsp.、ウミアザミ、ノウトサカsp.等)や全てのLPSサンゴ(Large Polyp Scleractinia:ハナサンゴsp.、ミズタマサンゴsp、フォックスコーラルsp.、ヒユサンゴsp.、タバネサンゴsp.等)、幾種かのSPSサンゴ(Small Polyp Scleractinia:ショウガサンゴ sp.、トゲサンゴ等)、イソギンチャク、全てのタイプの甲殻類(アカスジモエビ、ペパーミントシュリンプ、ヤドカリ、スカーレットハーミットクラブ等)、ヒトデ、シャコガイ(オオシャコガイsp.)の維持が可能であることが実証されました。
さらに、MAX250は特に最もデリケートとされるSPSサンゴを飼育できるように設計されています。また、水槽のサイズ以外の問題で制限要素となるものはありません。
MAXは一つの明らかな目標のために設計、製作されています。それは、リーフキーピングをより簡単に、より楽しく、より上手に、ビギナーからベテランの方まで行えるようにすることです。コンパクトで簡単に使えてお手頃な価格と共に、重要な設計要素である照明と循環の能力を犠牲にすることなく実現しました。
通常のパワーコンパクトライティングは管の直径が6/8インチで、T6として知られています。T5管はそれより細く(5/8インチ)なり、より高い出力を生み出します。MAXに使われるT5はカスタムメイドのパワーコンパクトとなっており、通常のT5管(24W×2)より狭いスペースで55wの出力を実現しています。また、通常のパワーコンパクトは電磁安定器を使用している場合がありますが、MAXのT5パワーコンパクトは電子安定器により常に高いパフォーマンスを保っています。
MAX130Cと130D で通常のパワーコンパクトは点灯しますが、管の直径と全体の長さのためにフードの中に収めるのが難しいでしょう。カスタムメイドのMAX専用管の使用を強くお勧めします。
MAX250はスタンダードな長さの39Wの直管型T5を使用しています。同じタイプの他社製の蛍光管も点灯しますが、特にデリケートなSPSサンゴを飼育する場合はMAX専用に設計されたレッドシーの蛍光管を使用した方が良い結果が得られます。
いいえ。MAXのターボプロテインスキマーはプリズムやプリズムプロのために開発された、集中/分離技術が採用された効率の良いリアクションチャンバーが基本となっていますが、まったく新しい技法が取り入れられています。
MAXのターボスキマーは水槽内設置のみの用途で設計されています。新しいデザインのエアインジェクティングインペラーを備えたスキマーポンプは空気と水を混合することに特化しており、スキマーに水を押し上げることはできません。また、スキマーポンプの入水口はスキマーの下に位置しているので、常にフィルター区画全体に流れ込む水を吸水しながら、スキマーから出てきた水を再処理しています。また、スキマーの効果を決定する空気と水の混合比率はプリズムプロよりも優れたものとなっています。さらに、ポンプの処理能力も総水量の3.8回転となっています。
比較を目的とすると、ハングオンタイプであるプリズムプロは1つのポンプでスキマーへの給水と空気と水の混合という2つの働きを賄っています。よって、循環量と混合比率においてスキミング効率は低いものとなってしまいます。
レッドシーMAXは多様なリーフアクアリウムのろ過方法に対応できるよう設計されています。工場出荷時の装備には十分な物理、化学、生物学的ろ過を備えており、ライブロック無しでも魚や無脊椎動物の飼育を可能としています。しかし、ライブロックやライブサンド、高性能なプロテインスキマーや強力な循環を用いるベルリンスタイルを行う上級のアクアリストにおいてはオプションとして砕いたライブロックを使用したり、スポンジフィルターの高さや量を減らしたりするなど、ある程度のろ過材の変更や削減を行うことができます。ろ過材はろ過システムに流れ込む水流に影響を与えますので、変更した場合は注意深く監視を行う必要があります。
リーフアクアリウムに適した状況は水温が24℃〜27℃の範囲で安定的に保たれていることです。正確な水温そのものより、温度が一定であることがより重要となります。ゆっくりと変化した短時間の若干高い水温は耐えられますが、急激な温度変化は避けるべきです。
MAXの運転中、周囲の温度が22℃もしくはそれ以下である時は冷却の必要はありません。サーモスタットの設定温度を下げて、結果を観察して下さい。周囲の温度が23℃~25℃の場合、水槽背面に取付けられたオプションの冷却用ファンによって水槽内の温度は27℃に保つことが可能ですしかし、周囲の温度が26℃を超える場合、適応する水槽用クーラーをお使い下さい。
また、MAXが設置された部屋の換気を考慮する必要もあります。MAXの蛍光管から発生する熱はフード内のファンによって排出されます。締め切った部屋ではこの熱によって、緩やかに室温が上昇します。
ここをクリック して、MAXの温度コントロールガイドのPDFをダウンロードして下さい。
簡単な作業で行えます。(下記はMAX Sシリーズの場合)
•10%の水換えを行う場合。まず、クーラーまたはヒーターが設置してある場合はその電源スイッチを切ります。
• 自動補水用のコントロールバルブを閉めます。
• スキマーポンプの電源を切ります。
• 循環ポンプと水流ポンプの電源を切ります。
• ホースで飼育水を抜き取ります。後の調整のために、数リッターは捨てずに残しておきましょう。
• 正確に抜き取った分量の海水を補充します。塩分濃度と水温が飼育水に近いことを確認して下さい。
• メインの循環ポンプを再稼働します。
• サンプ内の水位が安定するまで少しの間待機します。
• スキマーポンプを再稼働します。
• サンプ内の水位が通常時より低くなってしまった場合、取り置いていた飼育水を加えて調整します。
• 水流ポンプとクーラーまたはヒーターを再稼働します。
• 自動補水用のコントロールバルブを開きます。
• 水換え後約1時間は頻繁にスキマーをチェックし調整を行います。また、自動補水装置の動作もチェックが必要です。
** もし5%未満の水替えを行う場合は、循環ポンプを止めずに行うことができます。
これには幾つかの原因がありますが、空気と水の混合水の調整もその一つです。C-Skimの説明書をご参照下さい。
地域や気候により必要となるヒーターの出力は異なります。温暖な地域では、S-400には300W、S-500には400W、S-650には500Wが必要となります。
はい。市場には幾つかのウエーブコントローラーがあります。電力の容量が適合するか、ポンプに対応した機種であるかを確認して下さい。
スポンジの清掃は循環ポンプの電源を切った時に行うのが良いでしょう。よって、換水時に行うのが理想的です。週毎の換水の際、水道水で洗い流して下さい(このスポンジが生物ろ過材として使用されていない場合)。
メインフローバルブをチェックして下さい。騒音はこの設定が正しくないときに発生します。後方側面の窓で水位を確認しながら再調整を行なって下さい。
循環ポンプ区画の水位は常に20㎝に保って下さい。この高さは非常に重要で、23㎝を超えると電源が切れた時にサンプから洪水を起こします。
ホワイト球とブルー球を交互に配置するのが基本的ですが、生体の種類や配置によって異なります。
RO水以外を補水タンクに入れない事を推奨します。化学物質の沈殿などがフロートバルブの故障の原因となります。
スリットは固定されているので、換水の際、水位が低くなった時に柔らかいブラシを使って掃除して下さい。
最低でも2カ月毎の交換をお勧めします。魚を多めに飼育している場合は1カ月毎の交換をお勧めします。
ノズルの拡張には注意が必要です。90℃エルボーのようなノズルで、横向きになっていれば問題ありませんが、ノズルの長さにより電源が切れた際にサイフォン効果でサンプに戻る水量が変化してしまいます。
底砂の有無に関わらずリーフタンクを立ち上げることができます。水中の科学的バランスを維持するアラゴナイトをベースとした砂を使うことをお勧めします。アラゴナイトは、サンゴの成長に適切なpHとアルカリ度を維持するカルシウムイオンや炭酸塩を放出しながら水中でゆっくりと溶解します。また、立ち上がった水槽で底砂が成熟すると、何百万もの微生物が住む「ライブサンド」の特徴を有するようになります。これらの微生物によって水槽は快適な状態となり、硝化、脱窒、および残り餌の消費/分解等の生物ろ過プロセスが促進されます。また、底砂は、精巧な生態系の食物連鎖で重要な役割を果たす小さな虫や甲殻類に自然な生息環境を提供し、水槽から汚泥を除去するのを助けます。
リーフケアプログラム(RCP)を理解する最も良い方法は製品の説明書をじっくりと読むことです。
このプログラムにはリーフファンデーション、アルジーマネージメント、コーラルニュートリション、コーラルカラーの4種類の説明書があります。
説明書ではリーフアクアリウムの中で生物学的または科学的に何が行われているか簡単に説明されており、それぞれの製品やプログラムがどのように働き合っているかを説明しています。また、説明書には添加剤を投入するための明白な添加方法が示されています。これにより、全ての添加を推定で行うのではなく、測定した水質によって確実に必要量を添加することができます。
リーフファンデーションとアルジーマネージメントプログラムは総合的に水質を高め、維持する役割を果たしています。よって、ファンデーションA、B、C およびNO3:PO4-X添加剤とそれらを適正に添加するために必要となる硝酸塩プロテストキットと3つのファンデーションテストキットから始めると良いでしょう。
飼育しているサンゴによってはニュートリションとカラープログラムをすぐに実行したくなるかもしれません。しかし、リーフカラープログラムは単にサンゴの「塗り絵」ではなく、サンゴが定期的に消費する4種類の中間元素と他の微量元素を含む添加剤シリーズの名称であることを覚えておいて下さい。
NO3PO4-X は海水専用に開発されています。現時点では淡水水槽での効果や実証例についてのコメントできません。
数日中に硝酸塩の濃度は数値で分かるくらいに低下しますが、リン酸塩に関しては時間がかかります。時間の経過に従って硝酸塩とリン酸塩のバランスが取れ、説明書に書いてある濃度に達します。成長促進から色揚げへの移行時には1週間くらいでサンゴの見た目の違いが感じられるようになります。
最低値で硝酸塩濃度を0.25ppm、リン酸塩濃度を0.02ppmで維持することをお勧めします。この濃度は褐虫藻や他の微小藻類にとって良いのですが、リフジウム内の海藻類をサポートできません。
NO3:PO4-Xの使用目的は他のリアクター(デナイトレーター等)や科学的な吸着剤を使わずに硝酸塩とリン酸塩を管理することとサンゴにとって理想的な水質条件を完全にコントロールすることです。
その硝酸塩とリン酸塩濃度の値では、すでに硝酸塩とリン酸塩の減少システムが適正に働いていると思われます。NO3:PO4-Xに移行するには現行のシステムを止める必要があります。例外として、もしデナイトレーターを使っている場合、その炭素源としてNO3:PO4-Xを使用することはできます。
NO3:PO4-Xは全ての海水水槽で硝酸塩とリン酸塩の減少管理を行います。また、他のサンゴ飼育の手法とも安全に活用できます。ただし、NO3:PO4-Xの説明書をよく読み、他の硝酸塩とリン酸塩のコントロール方法の使用は止めて下さい。
全ての化学的吸着材はNO3:PO4-Xを使い始める前に取り除いて下さい。
定期的な換水は全体的なメンテナンスプログラムの一部分です。これは、全ての水質が理想の値になっても続ける必要があります。
硝酸塩を減少させるバクテリアのコロニーはリン酸塩のものよりも速く成長します。質問をした時は目に見える効果が現れる前だったのかもしれません。説明書では硝酸塩濃度が1ppm以下に落ちるまでリン酸塩濃度の計測を推奨していません。また、このような場合でもNO3:PO4-Xの過剰添加を行わないようにして下さい。
NO3:PO4-Xは水槽に添加した時から働いています。しかし、自然のリン酸減少過程を引き起こしリン酸塩濃度が目に見えるほど減少するのには数週間かかります。過渡期でもあるのでここは辛抱して、一度外した科学的吸着剤は戻さないで下さい。
飼育水量に対する最大添加量(例:100Lに対して3ml)と信頼性のあるテストキットで測定しているかを確認して下さい。15〜20日後に硝酸塩の減少が見られない場合は、問題の原因究明のため販売店もしくは弊社にご連絡下さい。
特にpHセンサーをサンプかNO3:PO4-Xの添加場所の近くに設置している場合、NO3:PO4-Xの添加時に若干のpH値の降下が見られるでしょう。しかし、この場合、pHは短期間の内に通常の値に戻ります。初めてNO3:PO4-Xを使用した際、pHの平衡が取れるまで若干下がる場合がありますが、特に問題ではありません。
その濁りや蓄積物はプロテインスキマーの欠如かNO3:PO4-Xの過剰添加が原因で発生したバクテリアの大きな集まりだと思われます。水量を再計算し添加量を見直して下さい。また、スキマーが十分に働いているかチェックして下さい。濁りの兆しが見られた場合、元の透明度に戻るまでNO3:PO4-Xの添加量を50%減らして下さい。
はい。品質の良い活性炭をフィルターの役割として使用することをお勧めします。また、活性炭がRCP添加剤の効果に影響を与えないことを確認しました。これは、活性炭が大きい分子の有機物を捕らえる物理的なスポンジとして働き、また、有機物の分解された最終物質である陰電気を帯びた分子(フェノールなど)も吸収します。RCPの添加剤には活性炭により吸収される有機物は含まれていません。
アルジーマネージメントテストキットは海水中での物理的パラメーターの正確な測定のために調整されています。テストキットはR/O水の定性的な(定量的でなく)測定結果を得るために使用することはできます。エンドカラーはカラースケールより若干明るく、誤差は+/-5%となります。しかし、R/Oメンブレンの交換を判定するには十分でしょう。
リーフエナジーはサンゴに必要とされる栄養成分を総合的に供給します。特定のサンゴへの給餌は継続しても大丈夫ですが、与えすぎには注意して下さい。
自然環境と違い、人工的なリーフアクアリウムは比較的少量の換水によっても常に化学的な変化の影響を受けます。私共の推奨する基礎成分の濃度と塩分濃度は、研究の結果により特定のサンゴの種類や成長度合いに合わせて導き出された値です。
リーフケアプログラムでは消費される成分の測定結果に沿って添加剤を投与することが基本となります。よって、平均的な投与方法はお勧めできません。ガイドラインとして必要とされる添加量を見積もるために日毎の各元素の消費幅を下記に示します。
カルシウム5-30ppm、マグネシウム1-5ppm、アルカリニティ0.25-1meq/L(0.7-2.8dKH)。
リーフエナジーAとBを除き各添加剤は希釈可能です。リーフエナジーのAとBは添加する直前であれば混合しても構いませんが、有効成分は短時間しか保てません。一般的にRCPの添加剤は混合することは出来なく、望まない化学反応の原因となります。例外として、リーフファンデーションAとC、リーフカラーB(カルシウムとマグネシウム、カリウム)は混合しても有害な反応は起こりません。
基本的に1日の最大添加量を越えないほうが良いでしょう。特に濃縮されたマグネシウム添加剤を一度に大量に投入すると、全体の水に適度に溶ける前に濃い成分が生物に接触することにより害を与える場合があります。やむを得ず1日の間で10ppmまでの添加を複数回行うことはできますが、添加剤を適正に溶かすために添加の間隔を数時間空ける必要があります。
リーフファンデーションABC+は「平均的な」サンゴ水槽で消費される基礎成分の予測に基づいてつくられています。しかし、実際には状況がまったく同じ水槽など無く、基礎成分の消費量はそれぞれの水槽で異なり、その差は長期間が経ったときに顕著となります。ABC+を使用して1日に必要な添加剤の数を減らすことができます。しかし、全ての基礎成分の理想的な値を保つため、1週間毎に個別に各成分の調整が必要となります。
ABC+にはカルシウムと炭酸塩の両方が含まれており、炭酸カルシウムとして沈殿しないように水槽に溶かす必要があります。よって、一度に60g以上のABC+を添加することはお勧めしません。この製品のコンセプトは添加を簡単に行えるようにすることなので、1回の添加で最大添加量を超える水槽に使用することをお勧めできません。最大対応水量の本当の定義は、1日のカルシウムの最大消費量が9gまでの水槽となります。SPSサンゴが割合多く入った300リッターの水槽でサンゴの成長促進を目的として設定された水質の場合では、1日のカルシウム消費量は約9gとなるところからこの水量が導き出されました。
これには幾つかの原因がありますが、空気と水の混合水の調整もその一つです。スキマーの説明書をご参照下さい。
通常(1日に8〜10時間点灯)に使用して約6ヶ月後から蛍光灯の出力は低下し始めます。また、不本意なコケの繁殖やサンゴの健康や活力の低下につながります。理想の結果を得るために、レッドシーでは6〜9ヶ月ごとの交換をお勧めします。
レッドシーの硝酸塩プロテストキットは感度が高く精密です。淡水でも海水でも0.1ppmの単位で検知できる能力があります。
テストキットで4ppm以上の値を特定したい場合、蒸留水を使用し試験水を希釈する必要があります。よって希釈する水の品質が測定精度にとって最重要となります。
RO浄水器から排出される水が純水であると考えるのが普通ですが、本当はメンブレンの除去能力や水道水の質に左右されるものです。汎用メンブレンのNO3の除去率は90-95%で、非常に少量の硝酸塩が生産水に含まれている可能性があります(例えば、水道水の硝酸塩濃度が40ppmの場合、生産水には少なくとも2ppm含まれています。この値は明らかに測定結果に影響を与えてしまいます)。したがって、生産水を頻繁に交換しているDIユニットに通してから使用することをお勧めします。または、薬局で販売している蒸留水の使用をお勧めします。
幾つかのROシステムで使用されている一般的なインラインTDSメーターは非常に低いレベルの硝酸塩を表示します。しかし、残念ながら汎用のTDSメーターは硝酸塩の影響を伝導率で検知する能力がありません。それが測定の間違いに結び付きます。
リーフファンデーションAとCの粉を溶かした溶液は液体の添加剤と同じ濃度となります。リーフファンデーションBの粉を溶かした溶液のみ液体添加剤の1/3の濃度になります。よって、粉状のものはアルカリ度を0.1dKH引き上げるために、100リッターにつき3mlの溶解液を投与する必要があります。
リーフファンデーションAを溶かしたときに熱が発生するのは通常で、自然の溶解反応によるものです。液体の黄土色の色合いは混合された内容成分の自然な色です。
最も濃度の高いストック液を作るために、説明書の溶解量は成分の飽和限界に近づけてあります。時々、溶液内に多量のコロイド状の残留物が見られますが、それらは水槽内に投与された時に完全に溶解します。また、まったく害もありません。ファンデーションの粉溶かすときには、ぬるま湯(30℃)を使用すると溶解性が向上します。
その通りです。添加剤を流れの速い場所に投与することで、問題もなく素早く溶けるでしょう。また、時間を掛けて投与することでもこの問題を解決できます。
いいえ。混合すると、個々にCaCO3、MgCO3、CaSO4-となって沈殿します。
いいえ。沈殿の問題を避けるため、少なくとも10分間ずつ空けるのがファンデーション添加剤を投与する上で重要です。正しくは、マグネシウム(ファンデーションC)、炭酸塩(ファンデーションB)、カルシウム(ファンデーションA)の順番に投与して下さい。
ABC+は淡水で溶かすようには作られていませんので、ストック液としてご使用できません。粉のまま流れの速い場所に投与して下さい。
これは液体の色で問題ありません。水槽の色はすぐに元に戻ります。
いいえ。リーフエナジーの容器を振り置いておいて下さい。それは生きたバクテリアの固まりで、少量であればまったく害もありません。しかし、溶液から卵の腐った臭いがする場合は腐敗している可能性があるので処分して下さい。
Yはい。それらは糸状プロテインです。リーフエナジーAは良く振ってから添加して下さい。
本製品を冷蔵庫で保管し、小さめの容器に1日分または2回分を小分けしてドージングポンプで添加できます。可能であれば20℃以下の涼しくて暗い場所に置いて下さい。
いいえ。リーフエナジーは添加直前にだけ混ぜることができます。混ぜてから保管はできません。2つのリーフエナジーの成分が反応して、効能がなくなります。
いいえ。リーフエナジーはサンゴフードなのでどんな水槽にでも規定量であれば添加しても構いません。しかし、リーフエナジーの過剰添加は硝酸塩やリン酸塩濃度の増加につながり、コケの発生やバイオフィルムがライブロックを覆う原因となります。
リーフエナジーはサンゴに必要とされる栄養成分を総合的に供給します。特定のサンゴへの給餌は継続しても大丈夫ですが、与えすぎには注意して下さい。
LPSの収縮は摂食後の通常現象で、特に十分なエサを吸収し終えたときに起こります。サンゴは光合成活動を抑えるために収縮し始め、使用できるエネルギーでエサの分子を体全体へ運びます。この間、サンゴはエサの摂取を止め、収縮するのです。
色の違いは、摂食から運搬に移る間に起きる軟部組織内での褐虫藻の実際の位置変化や、この過程での酵素による活動にも関係しています。
はい。カルシウムの消費量を基準にして簡単にコーラルカラーを添加できます。もし、あなたが消費したカルシウムをリーフファンデーションAによって補充している場合、コーラルカラーを添加するシンプルな方法があります。リーフファンデーションAの10mlにつき、コーラルカラーA、B、C、Dを各1ml添加します。
はい。もし、あなたの水槽で少しでもカルシウムの消費があった場合、他の中間、微量元素を補充するために、コーラルカラーを添加しましょう。
いいえ。全ての中間、微量元素を補充するために、カルシウムの消費量とバランス良い比率で全てのコーラルカラーを添加することが大事です。これにより、色素形成の減少や白化などの原因となる生理学的活動のバランスが崩れるのを防ぎます。
いいえ。コーラルカラーの各成分の化学反応を防ぐために混ぜ合わさないことが重要です。
いいえ。テストキットの欠陥ではありません。
海水環境では鉄の変遷が非常に複雑で、フリーイオンの鉄から無機、有機分子や金属に結合した大きいコロイドのものまで多様な化学体が見られます。化学的な「スープ」は自発的な反応の確立を増加させ、成分が自然にそれぞれの状態に切り替わっていきます。
これらの変化は塩分濃度やpHなど多くの要因によって促進またはコントロールされています。特にアルカリ度と水中の有機物やコロイドの量によって大きく変化します。
水槽など閉鎖されたシステムでは、大量の有機物の蓄積や溶解した有機コロイドが見られる場合があり、総合的な鉄は多いのに、フリーイオンの量は非常に少なくなります。通常、このような状況では測定した値が0としても、サンゴの暗色化や褐虫藻の増加が見られ、フィトプランクトンや他の微小藻類の大発生につながります。反対に、非常に純粋な海水中では、大部分のイオンが有害なフリー鉄イオンとして存在します。
水槽に鉄(コーラルカラーC)を添加して数分後には、多分0.05ppmあたりの値を測定することは可能でしょう。これは0になるまで数時間は継続します(通常24時間以内)。この原因は鉄が沈殿または有機物に結合するからです。
レッドシーのコーラルカラーテストキットに含まれる鉄テストキットの便利な点は、鉄がフリーイオンである間に過剰添加が起きないように気を付けることができることです。しかし、テストキットではフリーイオン以外は検知できないので、測定値が0であってもサンゴのストレスの原因となる過剰添加には注意する必要があります。
いいえ。レッドシーの鉄テストキットはコーラルカラーCを添加したときにモニターできるよう設計されています。天然海水中の鉄濃度は0.0005ppmの辺りです。レッドシーソルトには0.001ppm含まれています。どちらともテストキットの検知範囲を下回っていますので、測定の結果は0となってしまいます。
いいえ。これらの手法との併用は自然の反硝化バクテリアの増殖やリン酸蓄積バクテリアの群落に影響を与えてしまいます。
はい。ドージングポンプのご使用をお勧めしています。しかし、蒸発を防ぐため蓋を外したままにしないことが大切です。これには蓋の上にドリルで2個の穴を開ける簡単な方法があります。片方にはチューブを差し込み、もう片方には空気逆流防止弁を取り付けます。
NO3:PO4-Xは反硝化バクテリアとPAB(リン酸蓄積バクテリア)の増殖と活動を促進します。増え過ぎたバクテリアを取り除くために適正なプロテインスキマーを使用することが必須で、これが上手くいかない場合には濁りの原因となります。良好な結果へと導くために、下記のガイドラインに従って下さい。
・スキマーが稼働しているか、また、湿っぽい泡を生産するよう調整されているかを確認して下さい。
・添加量が正しいか確かめて下さい。実際の水量(サンプの水量を含む)に基づいているか、ライブロックや底砂の体積が除かれているかを考慮して下さい。
・レッドシーの硝酸塩プロテストキットなどによる精密な測定値に基づいて添加して下さい。
それでも濁りが取れない場合は、濁りが無くなるまで添加量を50%以下に減らして下さい。濁りは数日で消えるでしょう。硝酸塩濃度を注意深く監視しながらNO3:PO4-Xの添加量を調整して下さい。
生体にストレスの兆候が見られた場合は直ちに総水量の25%を換水し、注意深く生体の様子を観察して下さい。必要であれば、さらに部分換水を行って下さい。
はい。NO3:PO4-Xを添加して時間が経過すると汚水の色はまず深緑色に変化するでしょう。その後、薄茶色に変化し、続いて薄緑色に変化しながら薄茶色に戻ります。これはシステム内の栄養塩の変化による過渡期の現象です。
NO3:PO4-Xの添加を始めて1週間は、多様なバクテリアの増殖による多大なバクテリアの活動が見られます。コケの生長は栄養塩の放出によるものです。これは通常現象で水槽が過渡期にあることを示し、コケの生長は急速におさまるでしょう。
シアノバクテリアの大発生には幾つもの理由があり、システム内の硝酸塩とリン酸塩濃度が低くとも起こります。
シアノはリーフアクアリウム内で唯一水に溶解した空気中の窒素を取り込むことができる生命体です。よって他のコケと異なり硝酸塩やアンモニアを必要とせず、低栄養塩のシステム内でさえ最強の微生物群を形成できるのです。
シアノバクテリアの大発生を防ぐには、適正なP:Nの比率を保つ必要があります。よって、硝酸塩を少なくとも0.25ppmに引き上げることで水槽内のシアノバクテリアのバランスを修正できるでしょう。性能の低いプロテインスキマーもまたシアノバクテリアの発生原因となります。また、KHの安定や水槽内の十分な水流、適正な波長の高品質な照明はシアノバクテリアの抑制に役立ちます。
NO3:PO4-Xはリン酸蓄積バクテリアの増殖と活動によりリン酸塩濃度を引き下げます。バクテリアの生息密度が激増したとき、バクテリアの固まりが水流に放出されスキマーによって除去されます。これによってリン酸がシステム外に取り去られるのです。能力が低いスキマーではバクテリアを水中から取り去ることが十分にできず、リン酸をシステムに戻してしまいます。適正なスキマーとは、少なくとも1時間に総水量を3回転分処理する流量を持ち、最適なスキミングのために空気と水の混合比率が1:3となっています。
また、海水環境でのPO4のサイクルを理解することが重要です。水中からリン酸を減少させる際、PO4はCaPO4としてライブロックや底砂に捉えられます。この除去の過程が始まり、システム全体から全ての蓄積したPO4が取り除かれるまで3-4か月は掛かるでしょう。
いいえ。NO3:PO4-Xの添加量を減らしながら添加を継続することが大事です。硝酸塩濃度が0の場合、ある生物にとって有害となります。この場合、添加量を50%にして、硝酸塩濃度の定期的な監視をお勧めします。1週間後に硝酸塩値がまだ0の場合、添加量をさらに50%落とし、サンゴの栄養不足を避けるためにリーフエナジーAとBを低栄養塩の場合の量で添加して下さい。
生体にストレスの兆候が見られた場合は直ちに総水量の25%を換水し、注意深く生体の様子を観察して下さい。必要であれば、さらに部分換水を行って下さい。
吸着剤やサルフェートデナイトレーターからNO3:PO4-Xへの移行方法の説明書をダウンロードしてご参照下さい。
サンゴの栄養摂取の約85%は褐虫藻から得られます。褐虫藻は光合成活動により、主に炭水化物と複数種の脂質およびアミノ酸をサンゴに提供します。ただし、サンゴは他の栄養源から残りの栄養需要(ビタミンや他の栄養化合物など)も取得する必要があります。これらのビタミンと化合物は周囲の水に溶け込んでいる有機物(DOM)から得られ、サンゴの軟部組織から吸収されます。したがって、褐虫藻からは提供されない15%のDOM栄養素を供給するため、追加的な給餌が必要となります。
リーフエナジーAB +は、大切な炭水化物、アミノ酸、脂肪酸、ビタミンを簡単に摂取できるように設計された、オールインワンの総合的なサンゴフードです。自動投与(ドーシングポンプ等による)の人気が高まっているため、最大1週間、栄養素の効能を低下させることなく、冷蔵と攪拌が必要のない方法を見つけました。リーフエナジーAB +は、従来の2液式の製品の改良版でもあります。より速い成長速度を実現し、自動投与に適していることに加えて、オーバースキミングを最小限に抑えます。より詳細な情報については、下記をご参照ください:
https://g1.redseafish.com/ja/coral-nutrition-program/reef-energy-plus/
いいえ。栄養成分(アミノ酸、脂肪酸、ビタミンなど)の腐敗を防ぐため、リーフエナジーA&Bは常に冷蔵保存する必要があります。
はい。 リーフエナジーAB +は、必須アミノ酸、脂肪酸、ビタミンの効果を低下させることなく、最大1週間冷蔵しないで使用することができます。 1週間分だけ別容器に移し替え使用し、残りのリーフエナジーAB +は冷蔵庫に保管してください。
液体の形で処方されているすべてのアミノ酸、脂肪酸、ビタミンは、開封して空気に触れた後に適切に冷蔵保管されていない場合、その効力を失います。保存料が含まれていない限り、水槽内の微生物相に害を及ぼし、リン酸塩濃度を増加させてしまいます。
自動投与を可能にするために、リーフエナジーAB +には、吟味された保存料が少量のみ添加されています。リーフアクアリウムの生態系に悪影響を与えることなく、1週間の限定された期間においては、冷蔵されていない状態でも成分の有効性を維持します。このことに照らし合わせて、リーフエナジーAB +の開封後の元ボトルを冷蔵しておくことは不可欠となっています。
はい、これは液体の色によるもので正常です。 水の色は時間の経過と共に通常に戻ります。
すでに十分な食物を吸収している場合、摂食後のLPSサンゴの収縮は一般的です。 サンゴは光合成活動を減らすために収縮し、コロニー全体での食物分子の輸送のために最大限にエネルギーを使用します。
サンゴへのストレスを軽減し、安定した成長と鮮やかな色彩を促進するため、リーフエナジーを毎日投与することを強くお勧めします。
以下は平均的な飼育水槽における推奨開始量ですが、実際の投与量は製品の説明書に記載されている通り、サンゴの目視観察による具合やNO₃およびPO4濃度によって、経過を見ながら調整する必要があります。
ミックスドリーフ、 SPSフラグ – 4 ml/100L
SPS ドミナント – 8 ml/100L
ULNS – 12 ml/100L
サンゴの捕食活動に依らず、リーフエナジーはサンゴの軟部組織から吸収されます。 したがって、いつでも給餌を楽しんで頂ける時間での投与が最適です。
リーフエナジーは、サンゴに必要なすべての栄養素を供給します。しかし、過度に給餌しないように注意すれば、特定のサンゴに個別給餌し続けることもできます。
いくつかの研究では、サンゴ(自ら動かず受動的とはいえ)が海洋性微小動物プランクトンを捕獲できることが示されています。 ただし、これらの研究のいずれも、植物プランクトンまたは非海洋性動物プランクトン(ブラインシュリンプやワムシなど)を摂食していることは示していません。サンゴは植物プランクトンのセルロース壁を消化できないため、サンゴにナンノクロロプシス、イソクリシス、テトラセルミス、またはその他の市販の植物プランクトンを給餌しても、栄養価は得られません。
リーフエナジーの投与は、推奨される硝酸塩濃度になるまで待つ必要はありません。NO₃:PO₄-Xと並行して投与できる総合的なサンゴフードとなっています。ただし、硝酸塩とリン酸塩のレベルが上昇すると、不要なコケの成長やライブロックを覆うバイオフィルムが発生する可能性があるため、過剰投与は避け、様子を見ながらの投与をお勧めします。
リーフエナジーAB +の全ての成分は、サンゴの代謝プロセス(タンパク質の生産や軟部組織の再生など)のために利用されるため、硝酸塩およびリン酸塩濃度を上昇させる不必要な有機物質がほとんど残りません。ただし、リーフエナジー+の推奨投与量は水槽の水量あたりの平均飼育個体数に基づいているため、システムの正しい投与量が確立されるまで、栄養塩が蓄積する可能性があります。 そのような場合、投与量を25%ほど減らしてください。
リーフエナジーの凍結は、製品内の一部の有効成分にダメージを与えるためお勧めしません。
リーフエナジーAB +によるオーバースキミングは、通常では過剰投与のサインです。
まず、水槽内の実際の水量に対する用量が正しく計算されているかを確認します。 説明書の投与量は、水槽内にサンゴがフルにストックされていることを前提としています。フルにストックされていない場合は投与量を減らします。さらに15〜20分間スキマーを停止したときにオーバースキミングが防止される場合、これは実際に過剰投与となっていることとみなすことができます。(過剰投与でない限り、このようにはなりません)。
魚のHLLE症候群の原因の1つは、ビタミン欠乏(主にAおよびD)に関連しています。魚の餌をリーフエナジーAB +に数分間浸すと(餌を与える前に)、魚のビタミン摂取量が増加し、回復プロセスが促進されます。