シーウォーターリフレクトメーター

高精度、海水専用塩分濃度屈折計

 

レッドシーのシーウォーターリフレクトメーターは、海水の25℃での塩分濃度を正確に測定します。

一般的な塩分濃度屈折計はリーフアクアリウム用に設計されておらず、単に塩分(海水ではなく塩水)測定用のアルゴリズムを基につくられています。また、水温も25℃ではなく15℃を基準としています。よって、海水の測定に塩水用の屈折計を使用すると、1.5ppt程度の値の誤差が生じてしまいます。この誤差はサンゴの成長促進や色揚げに大きな影響を与えます。

レッドシーのシーウォーターリフレクトメーターの紹介ビデオ

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 レッドシーのシーウォーターリフレクトメーターの特徴:

  • 25℃での正確な塩分濃度を直接的に読み取ります。(海水または水温での換算を必要としません)
  • より正確に海水の塩分濃度を測定するために、海水のイオン含有率を基に設計されています(一般的な塩分濃度屈折計は塩水用に設計されています)
  • リーフアクアリウムで一般的な25℃を基準に調整されています。(一般的な屈折計は15℃〜20℃で調整されています)
  • リーフアクアリウムでの使用範囲である0から40pptに限定した目盛りと高解像度のディスプレイにより測定値の読み取りが容易です。
  • 自動温度補正機能(ATC)を内蔵していますので、普通の室温に適応した正確な測定が可能です。

レッドシーのリフレクトメーターのディスプレイ

 

レッドシー・シーウォーターリフレクトメーターのPPTの目盛りは海水のアルゴリズムを基に計算されていますので、海水の本当の塩分濃度を読み取ることができます。

一般的な塩分濃度屈折計のPPTの目盛りは塩水のアルゴリズムを基に計算されています。海水の測定に塩水用の屈折計を使用すると、1.5ppt程度の値の誤差が生じてしまいます。

 

Red Sea’s Seawater refractometer red sea seawater refractometer. salinity test for saltwater aquariums
refractometer
レッドシーのリフレクトメーターのディスプレイ
一般的な屈折計のディスプレイ

塩分濃度について

 

塩分濃度は一般的な単位で水の中の塩の濃度を表します。しかし、塩の溶液のタイプが異なれば屈折率も異なります。

塩化ナトリウム(食卓塩)の溶解液である塩水は水に2種類の化学的元素を含んでいます。

しかし、海水には塩化ナトリウムの他にカルシウム、マグネシウム、カリウムなど約70種類の化学的元素が含まれています。

同じ塩分濃度(同量の塩/リッター)の海水と塩水でも屈折率が異なります。よって、同じ屈折計を使ったとしても両者では塩分濃度の読み取り値が違ってきます。


光の屈折と屈折率

 

液体など全ての透明な物質は光を屈折(迂曲)します。

全ての透明な物質毎に屈折は異なり、それは「屈折率」と呼ばれ、特定の物質がどれだけ光を曲げるかを示しています。

同じ溶液でも濃度が異なれば違う屈折率となります。

屈折計の目盛りは、特定の液体の濃度の測定に関連するアルゴリズムを基に計算されています。

 

Refraction

 


 

屈折率と温度

 

液体の屈折率は水温によって違います。よって、この違いが屈折計での塩分濃度測定に大きな影響を与えます。

屈折計のPPT(または比重)を定めるアルゴリズムは特定の温度によって計算されています。

一般的な屈折計による比重の読み取りはリーフアクアリウム用(例えば25℃)に較正されていません。よって、実際の水温に合わせて換算表を用いながら補正する必要があります。これは、しばしば屈折計での測定結果の間違いの原因となります。

例えば、20℃に較正されている海水用屈折計を使った場合のPPTの読み取り値は、同じサンプルでの25℃の水温の正しい塩分濃度より、約1〜1.5ppt低く表示されます。

 

レッドシーのシーウォーターリフレクトメーターは25℃で較正されており、水温による補正が必要ないので、直接的に正確な塩分濃度を読み取ることができます。

 


 

 ATC-自動温度補正機能

 

温度は屈折計での測定間違いの大きな原因の一つでしょう。サンプル水の測定と較正は、屈折計とサンプル水が正しい温度で等しくなった時点で行わなければなりません。

自動温度補正機能(ATC)は室温と屈折計の較正温度との間の数度の差を補正します。しかし、温度差が大きくなれば約1.0pptほどの測定誤差につながる恐れがあります。

ATCは屈折計のPPTの読み取り値を水槽の水温に調整しているわけではありません!